ヴェーニンガー(オーストリア)畑訪問 2016年夏

 



オーストリア ミッテルブルゲンラント ホリチョン村にある

ヴェーニンガーを訪問しました。

 

ヴェーニンガーは主に赤ワインを生産するワイングート。

ブラウフレンキッシュ、ツヴァイゲルト、メルロー、ピノ・

ノワール、カベルネ等の黒葡萄を栽培しています。

 

フランツ・ヴェーニンガー氏が1982年に両親から引き継ぎ、

翌年の1983年に早くもブラウフレンキッシュ・カビネットで

国際的な評価を受け、現在約30ヘクタールの畑をオーストリ

アに所有しています。

 

ヴェーニンガーはハンガリーにも畑を所有し、2006年には

ワイナリーをハンガリーのショプロンに建設、ハンガリー

ワイン造りを開始し、事業を拡大、成功を納めてきました。

 



今回畑を案内してくれた現在38歳のフランツ・ラインハ

ト・ヴェーニンガー氏です。

 

自らが手がけたハンガリーのヴェーニンガーワイナリー

は2006年に雑誌「Borbarat」で最も有名なハンガリー

ワイナリーに選ばれた時、フランツは28歳。

若い頃から頭角を現していました。

 

現在は父のフランツ・ヴェーニンガー氏が引退し、オースト

リアとハンガリー2つのワイナリーの代表に就任しています。

 

ヴェーニンガーでは2006年から農業生態学者アンドリュー・

ローラン氏の指導のもと、ビオディナミ農法を実践。

ビオディナミ認証団体「RESPECTリスペクト」のメンバー

でもあります。

 



写真はホリチョン村にある見晴らし台に上って撮影した

ブラウフレンキッシュの畑です。

 

西にあるハンガリーのパノニア平原から吹く暖かい空気は

フラットな地形によりホリチョン村まで障害物なく届きます。

温暖な気候はパノニア気候と呼ばれ、黒葡萄の栽培に適し

た環境です。

 

 



見晴らし台に上ってフランツがヴェーニンガーの畑に

ついて説明してくれました。

 

「ヴェーニンガーではブラウフレンキッシュを4つの地区で

栽培しています。

ここHoritschonホリチョン(ローム粘土質)と、ホリチョ

の北西にあるKolkofenカルコーフェン(ライムストー

ン石灰質)、ズュートブルゲンラントにあるSaybritz

サイブリッツ(グリーンスレート緑色粘板岩)、そして

ハンガリーにあるSteinerシュタイナー(クナイス片麻

岩)の畑です。

ヴェーニンガーではそれぞれの土壌の特徴を見極め、単一

のワイン醸造をしています。」

とフランツ。

 



ホリチョンのブラウフレンキッシュを栽培している畑のひと

であるホッホエッカーの畑へ移動。

写真は樹齢約35年のブラウフレンキッシュの古樹です。

 

ホッホエッカーはホリチョンでも最も古い畑のひとつで、粘

質土壌の下層には鉄分が含まれています。

ブラウフレンキッシュには理想的な土壌です。

 


ビオディナミを2006年から実践しているヴェーニンガー。

には様々なハーブや植物が植えられています。

 

 


ビオディナミを実践する理由、それによる効果を教えてもら

ました。

このあたりの通訳はAWAスタッフhamaの英語力では難解

でしたので、後日フェイスブックでフランツとやりとりを

して詳しく教えてもらいました(汗)

 

「今日ブドウ畑における最も深刻な問題のひとつは季節との

つながりを失った事です。本来ブドウの樹は日が最も長く

なる夏至まで育ち、そこから先はブドウの実が成長するはず

が、現代の農法では樹(葉っぱ)は冬が来る手前まで成長

してしまいます。

 

また、固く濃い緑色の葉はそれ以上は光合成はしない。

だから樹はますます新しい葉をつけて行くのです。

これではエネルギーがブドウの実にまで行き届きません。

 

これを解決する為に僕たちは異なるやり方(ビオディナ

の実践)をしてるんだ。」

とフランツ。

 



写真はヴェーニンガーのセラーに置いてあった、プレパラー

と雌牛の角です。

 

「プレパラート500番と501番を適時にまきます。それに

より、ブドウの樹はいったい今がどの季節なのか理解する

事ができます。

 

これにより、ヴェーニンガーのブドウの葉は明るい緑色で

光合成をしっかりとする事が出来、また柔らかい為、

お日様に向かって角度を変える事が出来ます。」

 

フランツがビオディナミに関心を持ったのは、留学した

カルフォルニアで、土地が農薬で死んでいたのを目の当たり

にした経験から。

シュタイナーはもちろん、日本の自然農法提唱者 福岡正信

にも影響を受けたそうです。

 



写真は畝に植えられているハーブやライ麦です。

 

「ソイルワークとして、様々なハーブの種を畑にまき、

一緒に植えています。

ハーブや植物の根は土を耕し、ブドウの根に空気(窒素)

を送ります。またミミズが土を耕し、土をふかふかにして

土壌に隙間を作り、適度な水分と空気をブドウの根に与え

る事ができます。

 

クローバーなど厚みのある植物は成長を促し、濃厚で

厚みのあるワインを産みます。

カラシナやライ麦、矢車草など薄い葉の植物は、成長を抑制

し、直線的な引き締まったワインを産みます。

 

これらのバランスうまくを取ってブドウを成長させる事が僕

達の目標で、そうする事でセラーでする仕事は殆ど無くな

ります。

とフランツ。

 

レポートが少し長くなったので次回はセラー訪問の報告

をします。

オーストリアワイン大使 hama * オーストリアワイナリー訪問 * 12:32 * - * - * pookmark

グロッサー 畑訪問2016年夏


2016年6月グロッサーワインの畑を訪問しました。

 

写真はグロッサーのセラーマイスターのマーカス・

バッフさん。

今回のワイナリー・畑の説明に同行して下さいました。

 

ドイツ出身のマーカスは、ドイツをはじめ、海外でワイ

ン作りの勉強の後、「ブラウフレンキッシュの自然や、

土壌のキャラクターを反映する葡萄の性質にすっかり魅了

され」グロッサーのセラーマイスターに就任したそう

です。

 

この丁度半年程前に、アイゼンベルク出身の女性と結婚、

赤ちゃんももうけたそうで、幸せいっぱいのマーカス。

アイゼンベルクの女性と結婚したので、ドイツに帰らず

この地に腰をおろしてくれるだろうから、僕は嬉しい。

と、オーナーマティアス・クルン氏も大喜びでした。

 


本日はグロッサーのみならず、アイゼンベルクで最も

有名なトップ畑、Saybritzサイブリッツの畑へ向かいました。

 

サイブリッツの畑につくられた眺望台に上がり、そこから

見えるのは東へ伸びるハンガリーへの雄大な景色…!

 

ハンガリーにあるパノニア平原は、鍋底状の平原で、そこ

には乾燥した空気が溜まります。

 

 


その熱風がここ、ズュート・ブルブルゲンランド アイゼン

ベルクに流れこみます。

 

晩熟で湿気を嫌い、環境を選ぶ葡萄品種のブラウフレンキッ

シュに非常に適した環境なのです。

 

ハンガリーからアイゼンベルクまでフラットで、障害物が

無く、温かい風がダイレクトにアイゼンベルクまで届く事が

この眺望から良く分かりますね。

 

 


Saybritzサイブリッツの畑です。

 

サイブリッツの畑はアイゼンベルクの村から、同名のアイゼ

ンベルクの丘を上りきった頂上にある、この地区の銘醸畑

です。

 

マティアスさん曰く「魚の脊髄のような」ころんとした

お魚の背骨のようなきれいな丸い形の畑で、グロッサーでは

約2.6ヘクタール所有しています。

 

南西向きの畑で、約25度の急な傾斜のスロープに葡萄の

樹が植えられています。

ハンガリーから障害物なく流れ込んだ熱風がこの畑にぶつ

かり、加えて急な角度の斜面は日照が良く、葡萄は十分に

熟します。

 

写真上側の畑は樹齢約40年、畦道を挟んだその下の畑は

樹齢約70年の葡萄だそうです。

 


サイブリッツの樹齢約40年のブラウフレンキッシュの

古樹です。

 

オーナーのマティアスさんによると「ブラウフレンキッ

シュは片方の親はリースリング(ブルゴーニュ系)で

もう一方は「ホイニッシュ」というフン族系の葡萄だ

そう。「東と西のハーフの葡萄」なんだそうです。

 

サイブリッツの畑の土壌は鉄を含んだ緑色スレートの

礫に、ローム質土壌が混ざる表土が覆いかぶさっています。

 

樹齢40年から70年の葡萄からなる深みがワインの味わい

に反映されます。男性的で力強い果実味ながら、高い酸

とミネラリックな味わいが特徴です。

 


土壌に鉄が多く含まれている事から古くからこの丘は

「アイゼンベルク」=「鉄の山」と呼ばれてきたそうです。

 

グロッサーのワインのラベルにヴィンテージの上に描かれ

ている(上の写真ご参照)黒く丸いボーリングの玉のよう

な物は『鉄』=『アイゼン』、その隣は『山』=『ベルク』

つまり『アイゼンベルク』を表しています。

 

日本の漫画やアニメが好きなオーナーのマティアスさんが

ワインラベルに施した遊び心なんです。

小技が効いてますね・・・!

 


写真右側の急斜面の畑はサイブリッツ。写真左奥に見える

急斜面の畑が、アイゼンベルクのもうひとつの銘醸畑の

Szaparyサパリです。

 

今回訪問する時間はありませんでしたが、グロッサーでは

大事な畑で、標高250〜350メートルに位置する東向きの

急斜面の畑です。

 

グロッサーではわずか2.2ヘクタール所有する、シングルヴ

ィンヤード。ブラウフレンキッシュのみ植えられて、樹齢

は平均40年の古樹の為、高い品質の葡萄が得られます。

 

サパリはサイブリッツより涼しい環境で、ダークチェリー

を思わせる緻密な果実味になめらかなタンニン、ミネラリッ

クで華やかな印象の、女性的でエレガントな赤ワインが生

まれます。

AWAスタッフhamaも大好きなワイン。今年3月に日本で

開催したメーカーズディナーでも大評判でした!

 

この味わいを産むグリーンスレートと呼ばれる礫が畑に

ごろごろしてるらしいので見たかったのですが。

残念。次回に是非訪問したいものです。

オーストリアワイン大使 hama * オーストリアワイナリー訪問 * 16:52 * - * - * pookmark

グロッサーワイナリー訪問2016年夏


2016年6月。オーストリア最大のワイン展示会「Vie

Vinum」の後、ワイナリー訪問の旅に行ってきました。

 

まずは南下し、ズュートブルゲンランドはアイゼンベルク

にある「Groszerグロッサー」ワイナリーを訪問。

AWAスタッフhamaにとって、初めての訪問となりました。

 

写真はワイナリーの外観です。

オーナーのマティアス・クルン氏が2012年にアイゼンベルク

最高の畑とワイナリーを以前の所有者から購入し、グロッ

サーワイナリーをスタートさせました。

 


まずはワイナリー内部でワインをテイスティング。

 

1.ブラウフレンキッシュ 2015

 ズュートブルゲンランドの複数畑から収穫した葡萄

 をまぜた同ワイナリーのベーシュックワイン。

 カシスやダークチェリーの果実味に切れのある酸。

 中国に住んでいた経験や、日本にも何度も来日しており、

 アジアンフードに詳しいクルン氏曰く豆腐や醤油を使

 った和食料理とあわせてほしい赤ワインだそう。

 


2.ブラウフレンキッシュ サイブリッツ 2014

 同ワイナリーの最高峰シングルヴィンヤードのワイン。

 2014年は過去10年の中でも最も冷涼な年。 

3.カベルネ・フラン 2013

 本来はブレント用に使用するカベルネ・フランを特別に

 バレルテイスティングさせてもらいました。

4.ブラウフレンキッシュ サパリ 2015(バレルサンプル)

 サパリはサイブリッツと同じく同ワイナリーのグラン

 クリュ的畑にあたる優良畑。男性的な味わいのサイブ

 リッツとは対照的にエレガントな味わいの赤ワイン。

 

 


写真はオーナーのマティアス・クルン氏です。醸造について

教えて頂きました。

 

樽は全て使用した樽。グロッサーではテロワールを最重視

しており、ズュートブルゲンランドの味をそのまま出す

為に、それぞれの畑で葡萄についた天然酵母で醗酵。

最初にある程度の量の果汁を天然の酵母で醗酵させ、その

樽に加え、醗酵をスムースにさせます。

 

写真は500リットルのフレンチバリック(used)の樽です。

シングルヴィンヤードのサパリやサイブリッツはこの500

リットルの樽で約2年間熟成させます。

 

その他ワインの種類によって、1600ルットルや3500リ

トルの樽が使用されています。

 


こちらは1600リットルの大樽です。

「BF Riegl 2015」とチョークで書かれていますが、

ブラウフレンキッシュ フォム リーグル」のワインが

入っています。

 

「リーグル」とは現地で「アイゼンベルク」の事を意味し

ます。

このワインの葡萄はアイゼンベルクの「フンメルグラーベ

ン」「クロアティシエ」といった畑からの葡萄をブレンド。

グロッサーの村名ワインにあたるワインで、AWAスタッフ

hamaが最も好きなワインです。

 

アイゼンベルクのテロワールが良く表現されたワインで、

それでいてリリース時が飲み頃のすぐに楽しめるワイン

です。

 

次回は、サイブリッツの畑訪問のご報告をします。

オーストリアワイン大使 hama * オーストリアワイナリー訪問 * 16:49 * - * - * pookmark

ワイナリー紹介 ワイングート クノール セラー篇























ワイングート・クノールワイナリー訪問記後半のセラー篇
です。

写真は醸造責任者
エメリッヒ・クノール氏。
エメリッヒは20代後半から既にワイナリーを継いでおり
今年で40歳となります。

はっきりとした物言いの、クレバーな彼。
AWAスタッフが最初にエメリッヒと会ったのは約11年前。
AWA会社設立10周年の折でしたが、10ワイナリーの
大御所(おじさま達)が来日した中、20名近くの大所帯を
まとめてくれたのが当時一番年下のエメリッヒでした。
明るくてさっぱりとした性格で、頼りがいのあるナイス
ガイです!

















クノールのセラー内の様子です。ご覧のようにヴァッウの
伝統的な古樽が並んでいます。

「 醸造過程では、伝統的な木の大樽もステンレススティ
ールタンクも使用してる。スマラクトは主に大樽で熟成
させ、フェーダーシュピールはステンレススティール
タンクだけど、いつもそのように決まってるわけではな
く、フェーダーシュピールでも大樽で熟成させるワイン
もあれば、逆にステンレススティールタンクで熟成させる
スマラクトもある。
ワインに最適な方法をその都度選んでいるんだ。」

















「クノールのスマラクトの瓶詰めは遅く、7月あるいは8月
にします。力強いワインにする為には熟成を少し長くする
必要があると思ってる。また自分たちのワインスタイルから
しても、他のワインよりさらに長い熟成期間が必要だから。
こういった理由からスマラクトの販売は9月から始める
一方、フェーダーシュピールはイースター(復活祭)の頃
から販売するんだ。」
とエメリッヒ。

なるほどヴァッハウの規定だと、スマラクトは通常収穫の
翌年の5月1日から販売できますから、クノールのスマラ
クトは4ヶ月以上も遅いリリースになる訳ですね。

















グリューナー・フェルトリーナー シュット スマラクト
をバレルテイスティングの為樽からワインを取ってくれ
ました。


白ワインとしては高い温度で醗酵させる事で有名な
クノールですが、ほとんど介入はせず
「シュットは10日間普通に醗酵し、SO2を入れたら醗酵
は止まる。」
マロラクティック醗酵はするのか?という同行のお客様
の質問に対し、
「マロラクティックはしない。(もし仮にに自然になって
しまったとしても)少しまろやかになるくらいかな」と
さして気にしない様子。

















エメリッヒの誕生を記念して作られた樽を発見!
1975年3月21日と彫られてあります。


「クノールが目指している高品質のヴァッハウのワインは
グリューナーを始め、さらに熟成するポテンシャルを持っ
てる。飲む際には是非デキャンタに移してほしい。
若いワインであれ、熟成したワインであれ、デキャンタに
移し、十分空気に触れされてほしい。
赤ワインのみならず、白ワインも是非デキャンタに移して
みて。」
と、クノールの白ワインの良さをより引き出す飲み方を
教えてくれました。
















ワイナリーを失礼しようとしたその時。なんとお父上の
エメリッヒ・クノール氏(お約束の同姓同名!)に
お会いする事ができました。

クノール氏は言わずと知れたヴィネア・ヴァッハウ立ち上げ
の功労者。
かつてF.X.ピヒラー氏、フランツ・ヒルツベルガー氏、
プラーガーのトニー・ボーデンシュタイン氏とヴァッハウ
4大ワイナリーとしてアメリカをはじめとし、世界にヴァ
ッハウワインを紹介してまわられました。

こんな機会は滅多にないと記念撮影をお願いしました。
いまだ現役。この日もエメリッヒの弟と一緒に畑の仕事を
終えて帰宅されたのでした。

どんなに有名になっても、自ら畑を見てまわれる規模の
ワイナリーだからこそ成し得る高い品質。
頭が下がります。

クノールの白ワインをデキャンタして飲む・・・。
早速試したいものです。

 
オーストリアワイン大使 hama * オーストリアワイナリー訪問 * 11:05 * - * - * pookmark

ワイナリー紹介 ワイングート・クノール 畑篇

 


久々にオーストリアのワイナリーの紹介です。
ヴァッハウの大御所ワイナリー、
ワイングート・クノール
訪問記です。少しは真面目にブログを更新しなさいとのお叱
りに答え・・。

写真は醸造責任者の
エメリッヒ・クノールです。
クノールはヴァッハウ、ウンターロイベン地区、デュルン
シュタイン村にあるワイングートです。

デュルンシュタインはヴァッハウでも最も暖かい地域です。
デュルンシュタインでは渓谷は非常に狭くなるため、クレ
ムスからの暖かい空気の流れがここに留まります。

ヴァッハウに「ロイベンベルク」「シュット」「クロイト
レス」「ケラーベルク」、お隣のクレムスタールに
「プァッフェンベルク」といった有名畑を所有しています。

 


クノールは家族経営の小さなワイングートです。
写真はワイナリーの門を入ってすぐの中庭の様子です。

左は家族が住む住居で、ワイナリーは写真手前の地下に
あります。
訪問したこの日もお昼に畑仕事から戻った家族が昼食を
とりに戻ってきました。

なので非常に忙しく、アポイントは取りにくく、ワイナ
リー訪問も滅多に受け入れてくれません。
AWAスタッフがクノールを訪問出来たのもこの1回のみ
です。

 


クノールの玄関、門のそばにあるワインの神様「ハイリゲ
・ウルバン」の像です。

この「ハイリゲ・ウルバン」像はクノールのワインラベル
にも描かれている、ワイングートのシンボル。

印象的なワインラベルは1960年代以降から、一度も変更
される事なく50年近く使用されています。

ワインのラベルはゴシック調でものすごくインパクトが

ありますが、こうやって像で見ると可愛いですね。

 


ワイングートを出発し、まずはクレムスタールに属する
「プァッフェンベルク」の畑を訪問。

写真は「プァッフェンベルク」から撮影したクレムスの写真
です。ドナウ川、写真左奥にあるのがクレムスの町。
クレムスは約2万5千人が住む小さい町。ワイン産業で栄え
た町です。

「プァッフェンベルク」のドナウ川の向かい岸、写真右側に
はヴァッハウ地区のマウテルンがあります。

このドナウ川に沿って、東はハンガリーのパノニア平原
から吹く暖かい風がヴァッハウ地区の西の奥まで流れ、
葡萄の生育に必要な環境を作ります。

 


クノールのプァッフェンベルクの畑です。
ドナウ河で標高は既に220メートルの高さになりますが、
このプァッフェンベルクは標高300メートルの高さに
あります。

理不尽な事に(エメリッヒの口調では)クレムス側の山に
線引きされてしまったこの畑。ヴァッハウの格付けは名乗
れず、例えばスマラクトのクラスのワインだと「セレクシ
ョッン」、フェーダーシュピールクラスであれば「カビネ
ット」と表示しています。

しかし、ただ単にカテゴリーに分けられただけであって
「まさにヴァッハウのテロワールの畑なんだよ」とエメ
リッヒ・クノールは言います。


 


さてプァッフェンベルクを後にし、ヴァッハウ側に移動。

写真はウンターロイベン地区の畑です。
写真奥の赤い色で囲った畑は「シュット」。その右青色で
囲ったあたりは「ロイベンベルク」。
写真手前、紫で囲ったあたりが「クロイトレス」の畑に
なります。

「斜面がプルミエ・クリュ、フラットな畑はいわばヴィ
ラージュ。ロイベンベルクは総面積約25ヘクタール、
クノールでは2.5ヘクタールを所有しているんだ」と、
エメリッヒ。

クロイトレスの畑はグリューナー・フェルトリーナー
栽培中心の畑であり、ここではフェーダーシュピール
および軽いスマラクトが作られています。
また「ヴィノテークフリュンク」用のグリューナーも
クロイトレスで収穫されています。


 


写真奥がロイベンベルクの畑です。ヴァッハウの中でも大き
い畑のひとつ。
クノールはロイベンベルクではグリューナーとリースリング
を栽培しています。
ロイベンベルクにおいては可能な限りスマラクトのみを生産
するようにしているそうです。

結構な傾斜のある段々畑ですが、ここで同行したお客様から
「なぜヴァッハウでは横(水平)方向に畑を作るのか?」
との質問に対し、
「葡萄の樹をそのまま垂直方向に植えられる産地と異なり、
ヴァッハウのテラスの畑は岩がむき出しの土壌の為、テラス
をまず作り、そこに土を畑に入れ葡萄の樹を植えなけれ
ばならない。だから横方向なのさ」とエメリッヒ。

新しい畑を開墾する際には、土地があまりに固すぎて、
クノールではダイナマイトを使用する事もあるそうです。

ロイベンベルクのあたりの基盤岩はたしかクフェール・
クナイス(片麻岩の一種)ですが、そんなに固いんですね。

 


そしていよいよクノールのフラッグシップ畑の「シュッ
ト」に到着。プルミエ・クリュに値する畑なのにフラット
=平地である異色畑。

写真右に見える道をはさんで右側がリースリングを植えて
あるシュットの畑。左側手前がグリューナー・フェルトリ
ーナーを植えているシュットの畑です。

「なぜその葡萄品種がその場所に?」の質問に
「どちらにリースリング、GVを植えるかって?理由は無い
よ。昔からそうだったしね」とエメリッヒ。
あはは。質問好きな日本人に明確なお答え。ありがとうござ
います。
この畑では主にスマラクトのワインにする為の葡萄が栽培
されます。

畑訪問だけでだいぶ長くなりましたので、ワイナリーの
内部訪問記はまた後日。

オーストリアワイン大使 hama * オーストリアワイナリー訪問 * 15:31 * - * - * pookmark

ホイリゲ2014今年も一足お先に試飲してきちゃいました。
















毎年お伝えしています「ツァーヘル ホイリゲ」のバレルテイ
スティング情報。ご報告が遅くなりましたが、今年も弊社
代表のテッシュが10月7日にツァーヘルを訪問。
一足お先にホイリゲをテイスティングしてきちゃいました。

タンクから直接ワインをグラスに注いでくれるのは、醸造
責任者の
アレクサンダー・ツァーヘル氏。
今年も11月11日の解禁日にあわせ来日してくださいます。

タンクの中のワインは醗酵が終了し、ワインを落ち着かせ
ている状態でした。


















さあ。ヴィンツァーでオーナーのリヒャルト・ツァーヘル
と一緒に2014の白のホイリゲ ゲミシュター・サッツをチェ
ックします。

お二人の感想は・・・

新酒らしく爽やかで、アルコールと酸のバランスの良い、
フルーティーなワインだね!オイシイ!(日本語)
」と満面
の笑顔で大満足!

本日現在ワインは瓶詰めも終了し、日本へ出発の時を待って
います。
ツァーヘルホイリゲファンの皆様のもとにお届けできる解禁
日、聖マーティンの日=11月11日まであと少し!

2014年ツァーヘルホイリゲ。皆様是非ご期待下さい!
オーストリアワイン大使 hama * オーストリアワイナリー訪問 * 16:29 * - * - * pookmark

シュタイニンガー修行篇2013年秋

 AWAスタッフワイナリー修行リポート第二弾。
2013年10月2日、ワイングート・シュタ
イニンガー
にお邪魔しました。


 



写真はワイングート・シュタイニンガーのオフィス
です。ワイナリーの建物は15世紀。セラーは17世紀
からの歴史を持ちます。

家族経営のワイナリーで、カンプタール渓谷のワイ
ン産地、ランゲンロイス村に居をおいています。

単一葡萄品種による瓶内二次発酵方式の高品質のス
パークリングワインを造るワイナリーとして特に
有名です。

 


写真はオーナーのカール・シュタイニンガー氏の
長女のエヴァさんとだんな様でワインガルテン
マネージャーのピーター
さんです。

中央の男の子はお二人の息子さんです。
ピーターさんに良く似た体格の良い大きい男の

シュタイニンガーワイナリー待望の将来の跡取り
お孫さん!?でしょうか。頼もしいですね!

今回はピーターさんにワイナリーの仕事を教えて
頂きました。

 


朝一に訪問したのはミュラー・トゥルガウの葡萄
の収穫の現場。

葡萄の実がとっても大きいミュラー・トゥルガウ。
たわわに実った葡萄は収穫しがいがあります。

写真の葡萄はちょっと混み合った複雑な状態。
腐敗などの悪い部分があればその場でハサミで取
り除いていきます。
ただし、皮は薄めなので丁寧に扱わないと痛んで
しまいそうなのでやさしくバケツに入れていき
ます。

 



一昨日のユルチッチでの収穫でちょっぴりコツを
つかんだAWAスタッフ。収穫のスピードも少し
あがりました。

上写真の葡萄も同じミュラー・トゥルガウの葡萄
ですが、このようなセカンドシュート=副梢につ
いた葡萄は収穫しません。
実も小さいのがおわかりでしょうか。

ためしに食べてみました。なるほど酸味が強い!

 


葡萄は採ったそばからご覧のようなトラクターに集め
られ、ワイナリーへすばやく運ばれていきます。

AWAスタッフ。この日はスロヴァキア人中心の収穫
クルーに同行させてもらいました。
15人くらいのチームでこのトラクターに乗った大き
いプラスティックバケツ4杯分が何度もワイナリーへ
と運ばれて行きます。

 


ランチの後に収穫したのはシュピーゲル畑の
グリューナー・フェルトリーナーです。

一昨日ユルチッチでも同じシュピーゲル畑の
グリューナーを収穫しましたが、シュタイ
ニンガーの葡萄は樹齢30年ということもあり、
葡萄の樹も太く、実も大きめでした。

午前中収穫したミュラー・トゥルガウに比べる
と皮も厚めのしっかりとした葡萄だなという
印象。

ピーターさんの指示で葡萄はすべて収穫せず、
選別して収穫して行きます。
この日収穫した葡萄は
カンプタールDAC用の
葡萄で、残した葡萄は11月頃収穫予定。シュ

タイニンガーの高級スティルワインノーベ
ンバーレゼルヴ
」というワインになります。

 


その後はピーターさんと一緒にシュタイニンガーが
所有する畑の葡萄の見まわりに同行させてもらい
ました。

葡萄の実の糖度を測ったり、実際に食べて確かめ、
収穫の時を見極めるのはワインガルテンのマネ
ージャーであるピーターさんの重要な仕事です。


 


写真はシュタイニンガーが所有するシュタインハ
ウスのリースリング畑です。

シュタインハウスはカンプタール村の東側に位置
するテラス状の畑。カンプタールの単一畑でエラ
ステ・ラーゲにも認定されている銘醸畑です。

見晴らしも良く、日照も、風通しも良い好条件が
そろった畑ですが、今年の6月の雹被害で「収量は
例年の半分以下になりそうだ」との事。
「ワインの価格は上げられないし。」
と嘆くピーターさん。
今年6月の雹被害は深刻で、ユルチッチワイナリー
も大変な被害があったそうです。辛い現実

 


シュタイニンガーの畑に造られたコンポスト(堆肥)
です。収穫の際に省いた状態の悪い葡萄の実や、
腐敗した実や、除梗後の梗に藁などを混ぜたもの。

何年か放置し、ミミズなどの分解者が分解し堆肥
となります。
それらをまた葡萄畑に堆肥として使用し循環させ
ています。

 


収穫から引きあげ、今度はワイナリーに戻り収穫し
たブドウの選果のお仕事を手伝わせて頂きました。

これはシュタイニンガーワイナリーが今年新たに購
入した選果台。
お隣のブリュンデルマイヤーからわざわざ見学に来
たスタッフもいたそうです。

 



ワイナリーで待つこと30分。葡萄が来なきゃ、もしく
はタンクが空かなきゃ始まらないお仕事。現在ブリュ
ンデルマイヤーのワイナリーで修行中の弊社代表の
娘アイリン曰く、待つこともほんと多いそうです。

さあやっと葡萄が投入されました!
当主カール・シュタイニンガーさんの豪快なリフト
さばきにいたく感心するも束の間。

 


葡萄が選果台に流れてきました!
悪い葡萄は除いていきますが、この選果台最新の振動式。
ぶるぶる葡萄が自身の身をくるくるまわして全身を披
露してくれます。

おおさすが最新式!と感動するも台が短かすぎて、ス
タッフ二人でチェックしますが、大急ぎで選別してい
かなくてはいけません。あせる〜。
手袋なしで選果をしてしまったAWAスタッフ。
案の定ハサミで手を切ってしまいました。
エヴァにバンドエイドをもらい、迷惑かけてしまいま
した。ごめんなさい。

以上。あっという間にシュタイニンガーでの一日修行
はおしまい。
はぁ〜。しかし勉強になりました。

畑での手作業による葡萄の選果。さらに選果台での2
重のチェック。
「葡萄本来の個性とヴィンテーを表現したワインとし
ての美味しさを追及したスパークリングワイン」
というオーナー、シュタイニンガー氏のポリシーにも
かなっています。

そんなシュタイニンガーのスパークリングワイン。
皆さん是非一度お試しください! 
 

オーストリアワイン大使 hama * オーストリアワイナリー訪問 * 11:30 * - * - * pookmark

ユルチッチ修行篇2013年秋

 


2013年10月初旬、オーストリアを訪問したAWA
スタッフ。今回はワイナリーで修行をさせてもら
う為に、5日間カンプタールに滞在しました。

まず最初に訪問したのがユルチッチワイナリー
です。
AWAとのお取引も最も長く、取扱いワインの
レンジも多いお取引先様です。
写真は歴史あるユルチッチワイナリーの中庭です。


 

 
出迎えてくれたのは、同ワイナリーの社長兼
醸造責任者のアルヴィン・ユルチッチ氏と奥
様のステファニーさんです。

ステファニーさんはドイツのワイナリーのお
嬢さんで、二人はこの7月にめでたく結婚式
を挙げました。

写真は結婚を祝してお取引先様から頂いた樽だ
そうで、結婚式の招待状で使用した二人の写真
を模写して掘った柄が施されています。

二人が葡萄を踏んでいる様子わかりますか?
アルヴィンはコマネチ(古っ)のポーズをしてます。
樽の絵が葡萄を踏んで足を曲げてるので、それ
を真似たんだとの事。細かい芸、ありがとうござ
います(笑)。

 

                                          


ちなみに上の写真のワインはふたりのウエ
ディングを記念して造られた特別ラベル。

めちゃくちゃ綺麗ですね〜。
お幸せそうですね!


 


さて訪問した初日は10月1日。葡萄の収穫の真っ
ただ中。幸いお天気に恵まれたここ数日は、ユル
チッチの収穫クルーは畑に連日収穫に出ていま
した。

AWAスタッフも収穫に参加させて頂きました。
この日はシュピーゲル畑のグリューナー・フェル
トリーナー
を収穫しました。
シュピーゲルは南向きの緩やかな斜面の畑。
ユルチッチではここ数年樹齢の高い葡萄の樹を
抜き、植え替えを順次行っています。

この日AWAスタッフが収穫を行ったのは樹齢5年
から7年程の比較的若い樹のグリューナーです。

 


参加させてもらったのはウクライナから来た収穫
チーム。普段は皆それぞれお国で仕事を持って
いるそうですが、この時期にカンプタールに
来て収穫をする毎年同じメンバーだそうです。

毎年同じ仕事に熟知したメンバーに収穫してもら
う事「それはとっても大切な事なの」とステファ
ニー。
この日は皆朝は7時から、夕方は6時までの長時
間をランチの休憩50分以外、上の写真のように、
列を組んでラインからライン、畑から畑に移動し、
ひたすらもくもくと収穫とします。


 


十分に熟した葡萄のみ、収穫するその場で腐敗
した粒はハサミで除きながら収穫していきます。
まだ青い実は残し、次の収穫まで置いておきます。

見た目に熟成しててもまだその時でない葡萄は
酸っぱいので、迷った時にはひと粒食べて確かめ
ます。午前中は慣れない為、一粒、また一粒と
食べていたらお腹がいっぱいになってしまいまし
た(笑)。

慣れないAWAスタッフの服は葡萄の汁でベタベ
タ。腰や肩は筋肉痛に。
スタッフのマティアースさんに「初日でもう
十分かい?」と言われる始末。

葡萄は写真のようにバケツに集められ、次つぎ
とワイナリーへ運ばれていきます。


 


ワイナリーの裏手からその日収穫された葡萄が
続々とバケツごとに運ばれてきます。
畑ごとの葡萄のサンプルを取り、同時に糖度
や酸度の計測します。

写真は除梗・破砕機に葡萄を投入口に入れてい
く様子です。
この日は夜8時頃までスタッフは作業をしていま
した。収穫した葡萄は待ってはくれないので、
休憩を取った後、さらに夜遅くまで作業。
この時期はいた仕方ないそうですが、ご苦労
様です。

 


除梗機にかけられ、果粒から除かれた梗は上の
写真のように梗だけが排出されていきます。

この梗は集められ、コンポスト(肥料)として畑
で再利用されます。
大事な葡萄。捨てるものは何もありません。


 


除梗・破砕された葡萄はワイナリーの1階から地下
1階にある圧搾機へと流れていきます。
葡萄や果汁にダメージを与えないようグラヴィティ
システムがユルチッチでは採用されています。

梗がはずされ、破砕もしてありますから、葡萄
の実から果汁が流出を始めています。
そのままプレス(圧搾)を始めるか、あるいは
白葡萄の場合でもワインの味わいに風味を出し
たい場合は果汁に果皮や種子を漬け込むスキン
コンタクトを行います。

 

 
プレス後、果汁はご覧のようなステンレススティ
ールタンクに移され醗酵を始めます。

訪問した日は10月の初めでしたので、軽やかな
レンジのワインの名前の札がついたタンクが並ん
でいました。

写真のワインは「グリューベ2013」です。

醗酵中のワインの味のチェックは、醸造責任者
であるアルヴィンの毎日の仕事です。

 


上の写真は赤ワインのブレンド・熟成用の大樽
です。
ご存知かとは思いますが、ワイナリーでの仕事の
大半は洗浄、洗浄です。

この樽も来たるべき2013年の赤ワインの為に
中を掃除しなくてはいけません。
樽の下部、中央にあるシルバーの扉から中に入り
樽内部を洗浄します。

 


ずぶの素人のAWAスタッフができる事といっ
たら掃除のみ。
タンク内に入って掃除をさせてもらいました。

上記写真の下部分は掃除が終了してますが、
上のほうがキラキラと輝いているのがわかり
ますでしょうか?
これはワインの成分である酒石(ワインス
トーン)がこびりついている状態です。
ワインストーンはワインがナチュラルな証拠
です。

 


樽に入ったAWAスタッフ。奥のほうに入って
写真を撮っているので穴が大きく見えますが、
この入り口は人ひとりがやっと入れる大きさ。

メタボ予備軍のAWAスタッフ。穴にひっかかり
ながら侵入しました。
掃除は熱いお湯にプレッシャーをかけ、ホース
のみで行います。お湯の湯気が樽内に充満し、
涼しいワイナリー内にもかかわらず汗だくに
なります。

 


樽を大事に、美しく使用する事はワインが清潔で
品質を高めることにつながりますが、上記写真
のバリックもユルチッチの美意識を表しています。

このバリックはユルチッチの赤ワインロット
スポン
を熟成させるフレンチバリックですが、

樽中央の赤い個所は赤ワインでペインティング
したものです。赤ワインを注いだ後はどうして
も注ぎ口のまわりがワインで汚れていまいます
のでそれを覆う為に行います。

赤ワインに酸化防止剤を加えて(カビ
防止の為)
ペインティングします。
ペインティング後はワイナリーの扉付近の、風
通しの良い場所で乾かします。
上の写真のバリックは全てAWAスタッフが午前中
いっぱい使ってペインティングしました

 


ペインティング後のAWAスタッフの足元です。
赤ワインが飛び散ってご覧のような状態に。

仕事が下手だと服もよけいに汚れるものです。
アルヴィンのお母様に洗濯までしてもらっちゃい
ました。まるで子供。ごめんなさい。

 


収穫と醸造の大変な繁忙期に役に立たない日本人
を受け入れてくださったユルチッチファミリー
の皆さんとスタッフの皆さんに感謝!
ありがとうございました。

ワイン造りには大変な労力とコスト、そしてなに
より情熱がかけられていることを改めて、そして
ほんの少しだけ理解できたように思います。

写真はAWAスタッフに超わかりやすい英語で
セラーでの仕事を教えてくれたポルトガルから
留学しているスタッフのジョアオと、醸造責任者
のアルヴィンです。お世話になりました!
がんばってユルチッチのワイン売りますからね〜。


オーストリアワインラヴァーの皆様にも
「ワインってこんな風に色んな人の手にかかって
造ってるのね〜。」と想像して頂きながら飲んで
頂ければ幸いです。


以上!最新レポートでした!
オーストリアワイン大使 hama * オーストリアワイナリー訪問 * 22:06 * - * - * pookmark

ホイリゲ2013(シュトルム)テイスティングしてきました!
















現在オーストリア出張中の弊社代表のテッシュから
レポートが届きました。

ウィーンのツァーヘルにてオーストリアの白の新酒
ホイリゲ
のバレルテイスティングをしました!

写真はホイリゲ居酒屋のガーデン席にて。
日本からのお客様と一緒に赤ワインで乾杯!























今年のテイスティングはシュトルムの状態で。
シュトルムとは葡萄の果汁が醗酵の最中で、ワイ
ンになっていく初期段階の状態。

「ホイリゲ(新酒)用の葡萄は9月17日の良く晴
れた日に収穫されました。葡萄の実は非常によく
熟したパーフェクトな状態だったよ。
シュトルムの味わいはとってもフルーティーかつ
上品で長い余韻。今のところアルコール度数は
5%くらいなのでまだとっても甘いけどね。
醗酵はあと7日から10日間で終わると思う。
それから今年は残糖は去年に比べ低くなると予想
してます。」

と9月23日に醸造責任者のアレクサンダー・
スコッフ
氏からのコメント。

う〜ん。現地でしか味わえないシュトルム飲み
たいものですね!
今年のホイリゲの出来も楽しみです!

オーストリアワイン大使 hama * オーストリアワイナリー訪問 * 23:06 * - * - * pookmark

エッゲンベルグ ブリュワリー訪問

 最近巷で大注目のクラフトビール。小規模生産の
ビールメーカーさんが個性豊かなビールを造って
話題になってますが、AWAでも個性のありすぎる
ビール、輸入してます























上の写真がそのビール、ウルボックです!

エッゲンベルグ ウルボック 23°
参考上代 630円(税込価格)

ウルボックは世界でも最もアルコール度数の高い
ビールのひとつ。アルコール度数はなんと9.6%!
ビールのコニャックとして世界のビールファンに
知られています。

ご覧の通り色合いは鮮やかで深い黄金色。
なめらかでリッチな、非常にバランスのとれた
味わい。
最初に口に含んだ瞬間は「甘いかな?」と思える
ほどの印象は、贅沢な麦芽比重の賜物。
ゆっくりと、少しずつ飲むシッピングビールです。

最近のAWAスタッフのマイブームは週末このビー
ルをゆっくりと食事と楽しむ飲み方ですが、ワイン
以上にこのビール!飲みごたえがあり、ノックダ
ウンされちゃうこと、しばしば。(笑)

















てなわけで、本日はエッゲンベルグブリュワリー
をご紹介。

エッゲンベルグはオーストリアで最も古い家族経
営の醸造所です。シュロス(城)エッゲンベルグの
歴史は971年まで遡ります。

今から200年ほど前に現在の所有者がこのお城
の持ち主となり、現在ではヨーロッパではもちろん
世界でも有名なブリュワリーとなりました。

 














ブリュワリーから見えるアルプスの山です。

エッゲンベルグのあるザルツカマングートにはアル
プスの山々と美しい湖があり、映画「サウンドオブ
ミュージック」の舞台としても有名です。

昔はお城に住む人と、村人の為だけにビールが
造られていました。アルプスの大自然の湧き水を
使って造られるこのお城のビールの美味しさは
人から人へ伝わり、オーストリア全土に知られる
ようになりました。
















ウルボックに使用されるホップです。写真は生の
状態です。

このホップは苦味の高い高級品を年に3回、ボヘ
ミアから購入しているそうです。
ウルボックの味わいの特徴である苦味ですが、
IBU(国際苦味単位)は31.0と高い数値を誇って
いますが、この高価なホップによるものです。






















写真はウルボックに使用される大麦です。

ウルボック 23°は醗酵前麦芽内糖分数値のこと。
高い麦芽比重による甘みは、デザート
などと合わ
せて飲んで頂いても良く合います。

ビターチョコレートなど苦味があるデザートが特に
お勧め。






























こちらの写真はブリュワリーの内部です。手前に見
えるのは醗酵用タンクです。

お城は歴史ある建物ですが、ブリュワリーは近代的
設備を備えています。
ですが、高い温度で急速に醗酵させる現代的製法
は用いず、昔ながらの低温発酵を用いています。















同じくブリュワリー内。こちらは熟成用のタンクです。

ウルボックはその色が琥珀色に変わるまで、なんと
9か月間熟成させます。それによりコクがあり、ク
リーミィーな味わいになるのです。

















写真はエッゲンベルグのビールを販売している
エッゲンベルガーインターナショナルの社長、
カール・シュテア氏。

ほぼ毎年、3月に千葉の幕張で開催されるFOOD
EXにプロモーションのために来日します。
カールさんの口癖は「美味しいスシー、美人ー!」。
(苦笑)ビールとお寿司が大好きな明るいオース
トリア人です。

エッゲンベルグのビールは他に、発売当初「世界
でもっともアルコール度数の高いビール
」として
認定されたサミクラウスもあります。

この夏は、高品質な個性ありすぎのオーストリア
ビール、ウルボックサミクラウスを是非お試し
ください!

オーストリアワイン大使 hama * オーストリアワイナリー訪問 * 09:00 * - * - * pookmark
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